ある日の朝刊を見て急に絵が描きたくなりました。
色鉛筆で書いた写真そっくりな絵をみて、目が釘付けになったのです。
「自分もやってみたい!」
メラメラと闘争心?が湧き、すぐ本屋さんへ走りました。
ところが、勇んで買った割には
ページをめくるうちに急速にやる気を失ってしまいました💦
これは自分の目指すところではないな・・・と。
確かにスゴイし、描けたら達成感はハンパないと思うけど
何十時間も全集中して描きたいとは思わなかったのです。
ということで、せっかく本を買ったのに色鉛筆を手にすることもなく
何日間かボーっとしてました。
「でも、やっぱり絵は描きたい。」
すると今度は別の切り口から
絵を描きたくなるようなメッセージがやってきました。
めったに見ないAmazonプライムビデオで
「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(字幕版)」
という素晴らしい映画が公開されていたのです。
障害のある女性がのびのびと絵(油絵)を描き成長していく様を見て
ますます絵が書きたくなりました。
でも油絵はやったことがないし、道具を揃えないといけないから・・・
それからまた数日。
するとまた別の切り口から「絵は楽しいよ~!」というメッセージが来たのです(笑)
カーマガジン(car MAGAZINE)最新刊の特集が
尊敬するイラストレーターの「BOW。(ボウ)」さんだったのです😍
「これだ!!」
ついに目指す道が分かりました!
僕が描きたかったのは大好きなクルマやバイクの絵で
ストーリーを感じさせるような優しい水彩画だったのです!
絵の具とパレット、鉛筆、消しゴム、スケッチブック🎨
必要なものは全部家にある!
さてどうやって描こう?
今度はマニュアル本は買わず、とにかく手を動かすことにしました。
2017年に手取り足取り水彩画を教えてもらったことがあったので
それを思い出して。
(キクちゃん先生ありがとうございます!)
これは、先生の絵の模写で、先生の手も大幅に入っているのだけど😅
水彩画の描き方は何となく頭に残っていました。
画題は先のカーマガジンバックナンバーの中から
高原道路を疾走するオープンカー「ケータハムセブン」を選びました。
クルマの絵を描くのは小学校の授業以来、約40年ぶり。
「ホンマに描けるんかな?まあ、とにかくダメモトで描いてみよう!」
そう思ってまずは鉛筆で下絵から。
背景はサラッと。クルマのデッサンは慎重に。
「ん?案外いけるかも?」とニヤニヤしつつ下絵が完成。
さて今度はどこから色を付けて行けばよいのやら?
全く見当がつかないので、とりあえず無難に背景から攻めていきました(笑)
この時点では、雑さや筆ムラばかり目について
「ウワ~~~やっちまった~~~」という感じ😱
でも気を取り直して、少しずつ車に色を入れていきます。
まずはごく薄いグリーンで下塗りして、色の濃い部分をチョコチョコと。
「むむ!なにやらそれらしくなってきたかも!?」
次はタイヤや影の部分に色を付けてみると・・・
がぜん絵が引き締まって、クルマらしくなってきました!
「おっ!結構やるじゃん!オレ!」
さてしかし、このあたりから急にハードルが高くなっていきます!
人形は顔が命!
お目目を描く手がプルプル震えました。
でも何とかミッションクリア!
愛嬌のあるパッチリお目目が描けて、だいぶセブンらしくなってきました。
そして迎えるは、一番の難所ともいえるドライバー・・・
人物は苦手なので最後まで放置していたのですが、避けては通れません💦
勇気を振り絞って立ち向かっていきました!
原画とはかけ離れて、おじいちゃんみたいになってしまいましたが
まあ何とか着地できたのでよしとしましょう😅
フロントグリルも難しかったけど、いい感じにできた!
ここまで来たらあと少し!
背景を書き込んで、サインを入れ、何とか完成にこぎつけました😆
突っ込みどころ満載ではありますが、初めてにしては上出来でしょう🎉🎊✨
我ながらよくやった!と自画自賛しております😍
写真は撮ったあとあまりじっくり見ようとは思いませんが
苦心して描いた絵は何度見ても飽きません🥰
ここが上手くいったなとか、あそこはこうしたらもっと良くなるなとか。
そう思うと、早くも次の絵が描きたくてウズウズしてきます😁
ということで、すっかり味を占めたので
これからジャンジャン描いて腕と魂を磨いていきます!
実物は買えなくても、絵ならフェラーリでもカウンタックでも何でも描ける(笑)
よし!今度はあれを描こう!